日本社会 Japanese society 2005 1 1

 バブル崩壊後の不景気から、やっと立ち直った日本。
しかし、いつの間にか、
日本社会というものがなくなってしまい、
外国のようになってしまった日本。
 かつての日本社会では、
平凡だけれども、努力していれば報われる社会でした。
 今の日本は、「弱い者は、より弱く、強い者は、より強く」という、
弱肉強食の社会になってしまいました。
つまり、これは、才能や財産がないと、成功しない社会です。
 このような社会では、犯罪が増え、治安が悪くなります。
いくら警察の定員を増やしても、治安は維持できないでしょう。
 なぜならば、才能や財産がないと、
いくら努力しても報われませんから、
多くの人は、自棄(やけ)になってしまいます。
つまり、日本も外国並みになったのです。
 日本の治安のよさは、
「たとえ才能がなくても、
たとえ平凡でも、
努力していれば、いつか必ず報われる」ということが、
犯罪に対する抑止力となっていたのです。
 さらに、最近、気になるのは、
「自分さえよければ、いくら他人が不幸でも気にならない」という、
冷淡な社会になってしまったことです。
 かつて、日本社会にあった「人情」というものは、
今は、死語となってしまったのか。
 この弱肉強食社会というものは、
必ず、日本においては、致命傷となるでしょう。
 日本の強さというものは、
集団で、あるいはチームプレーで、強さを発揮するのです。
日本は、個人プレーでは、強くないのです。
 これは、外国から見れば、
やっと日本の強さが消えて、普通の国になったと見えるでしょう。
日本脅威論は、もう二度と起きないでしょう。
日本の再興は、あるのか。


































































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